■ 風水とは何?
風水は古代中国で生まれた環境学(環境開運学)で、自然を克服するのでなく、
「自然と共存する」と言うのが基本的な考え方です。
私たち先祖は、生きるために水のある土地に集まり、そこを耕し、農作物を育てて生き
てきました。そして、このような豊かな土地には、自然のエネルギーが集まっていると考
えられていました。
自然界にはさまざまなエネルギー(気)が満ち、そのエネルギーによって、私たちは自然
の恩恵を受けて生かされています。風水は、このような考え方から生まれた古代の人々
の智恵であり、このエネルギー(気)を生活の中に取り入れて、日々の暮らしを営んでいま
した。これが思想として現代に受け継がれてきたのが風水です。
数年前に起きた風水ブームは、欧米が火付け役となっています。日本が欧米化する過程
で捨て去ったものが、逆に、ヨーロッパやアメリカでは西洋文明の行き詰まりから見直され、
これが日本に逆輸入されたわけです。
「気」とは、大自然・大宇宙にみなぎるエネルギーであり、それは一箇所に留まることなく、
常に一定の法則で循環しています。この気のエネルギーに波長を合わせることによって、
エネルギーを取り入れ、うまく活用していく、というのが風水の考え方です。
「気」のいい場所とは、エネルギーの流れがよい場所のことで、多くの場合、そこには川
や地下水脈が流れています。昔から、水がある所には「生命力」が宿っていると考えら
れ、湧き水が出る土地は、エネルギーが高いとされ、神社などが建てられました。風水は
このような経験に裏づけられています。逆に、水がよどんでいる場所はエネルギーが低く、
また低級霊も集まりやすいため、「お祓い」を行ってエネルギーの滞りを直しました。
家を新築するときに行われる「地鎮祭」も、更地に集まっている低級霊を祝詞(のりと)を
あげてお祓いするためです。商人は店の中に神棚を置いて、拍手(かしわで)を打つこと
で場を清め、商売繁盛を祈りました。寺院で太鼓を叩くのも、音の振動によって浮遊して
いる霊を飛ばすためです。このように、私たちの先祖は多くの体験の中から、それを生き
る智恵として活用し、風水は、このような智恵を体系化したのである。
● 風水は、なぜ効果があるの?
● 風水と「気」の活用
風水は、気の流れをうまく活用することで、さまざまな面で効果を与え、事業や仕事の
開運効果を上げることができます。なぜ、このような効果が現れるかと言うと、風水は
目に見えない気を読み、流れを整え、よい方向へと導くからである。
例えば、気には、よい気(生気)と、悪い気(殺気)があります。風水はこの「殺気を避
けて、生気を取り込み」ます。気は強いときも、弱いときもあります。大切なことは、その
動きを知って、うまく活用していくことである。もし、自然の摂理に反した家や土地に住
んでいれば、気のエネルギーはそこを避けていく事になります。こうしたことを考え、適
切な方位や方角を教えてくれるのが風水師です。
例えば、活発な人や成功した人は、生き生きとした気(元気)を発します。他方、元気の
ない人や病気の人は、よどんだ気(弱気)を発します。会社の雰囲気などでも同じことが
言えます。そして土地にも、このような気が存在します。例えば、若い人でにぎわう繁華
街などは、「活気」があふれていますが、逆に誰もいない寂しいような所、例えば墓場な
どでは「冷気」が漂よっています。
このように、土地にも気が存在し、もし、それが生き生きとしたものであれば、当然、もの
ごとはいい方向に向かっていきます。逆に、気がよくない場合は、この気を整え、自然の
気・エネルギーを活かした環境をつくるということが必要となってきます。
例えば、気功というのがあります。風水と気功は、考え方に共通するところがあります。
気功で健康になった、病気が治ったという話を聞いたことがあると思います。気功では、
人間の体には、エネルギー(気)の通り道、すなわち経絡(けいらく)と呼ばれるものが
あります。気功の場合、この経絡にある「ツボ」を刺激し、気の流れを整えることで、生
命エネルギーを高め、体の悪いところを治します。
これを人間の体ではなく、自然環境に置き換えたのが「風水」と言えます。私たちを取り
巻く空間には、気・エネルギーが満ち溢れています。風水は、この「気の流れ」を調べて、
家や土地・建物の位置や方向を変えることによって、気の流れを整えていきます。こうし
て、気の流れをよくすることで、自然のエネルギーを活かした環境を提供していきます。
簡単に言えば、気の流れを人間の体を通して調整するのが「気功」、土地や建物を通し
て調整するのが「風水」である。いずれにしても、この大自然・大宇宙に偏在する気・エ
ネルギーは、人間一人ひとりを取り巻き、それをうまく活用することで、病気を治したり、
住環境をよくしたりすることができるのです。
この大自然・大宇宙にある気・エネルギーは満ち溢れ、尽きる事はありません。
ですから、これを大事に、大切に、最大限活用していくことが大切です。